40代も半ばを越えた今、痛風になりました。
汚い足ですみません。
贅沢病と言われた痛風になってみて初めて分かった事が多かったですね。
痛風発作の経緯をまとめました。
あ〜痛い。
Contents
痛風発作になるまで(前兆症状)
約20年間、毎日飲酒してました。
仕事柄、日中から飲みだす事も多く、ビールか焼酎ソーダ割りからはじまり→泡盛水割り→ビール→泡盛お湯割り→ビールと際限無く飲んでました。
20歳から1日も欠かさず飲酒してましたので、1年前の血液検査の尿酸値は8・5。
いつ痛風発作になってもおかしくないと言われてました。
ただね、身長175センチで体重65キロ前後で体脂肪率は12%とかなんですよ。
趣味で週1日は3時間ぶっ通しでサーフィンしてますし、その他週2日はプールで泳いでるんです。
腹筋も割れている自分が痛風になどなるわけが無い。
それに、尿酸値が高いからと言って必ず痛風発作になるわけでは無い事も知っていたのです。
発作になるまでの約2ヶ月間くらいなのですが、てっきり外反母趾だと思いこんでました。
今考えると、長い前兆が続いていたようですね。
ずっと左足の親指付け根が軽く痛かったのです。
後で分かったのですが、激しい運動をする人ほど痛風になりやすいみたいですね。。
勘弁して下さいよ。
痛風発作発症(1日目)
朝起きたら痛いのです。
でも、ネットの書き込みにあるような激痛ではなかったですね。
でも痛い。
前日にIKEAに行って、ビーサンで長距離歩いたので痛くなったのだろう。
そう思いましたね。
ひどい打撲とか、そんな程度の痛みでした。
この日は靴も普通に履けたので、出勤してから近くの整形外科へ行きました。
そこで、先生から痛風ですね。と。
一応レントゲンを取ってみるけど、典型的な痛風との事でした。
でもね。この日はそんなに痛くなかったのです。
「なんだ、痛風とか大した事ないじゃん」と余裕でした。
血液検査をするように言われましたがナメてましたね。
この日は時間も無かったので血液検査はせずに、7日分のロキソニンをもらって帰りました。
とりあえず、痛みが引かないと尿酸値を下げる薬は飲めないようです。
痛みがあるうちに尿酸値を下げてしまうと痛みが増すとの事。
はじめて知りました。
この日から飲酒を止めました。
痛風発作2日目
朝起きるとうまく歩けません。
痛みが強くなってきました。
とりあえずロキソニンを倍量飲んで、行きつけの内科に行きました。
いつもの先生に「ついに痛風になりました」と相談。
この日、はじめて血液検査をしました。
痛みが強いので、ロキソニンより強いボルタレンと胃薬をもらって帰りました。
血液検査の結果は明日になるようです。
この日も飲酒はしませんでした。
2日以上の断酒は数年前のインフルエンザの時依頼です。
痛風発作3日目
痛いです。
初日はひどい打撲程度の痛みでしたが、この日は骨折の痛みでしたね。
しかし、痛風は徐々に痛みが増すものなのか?と疑心暗鬼でした。
まだ、ひどい外反母趾かもしれないなどと思ってました。
しかし、前日の血液検査の結果、尿酸値は7.5。
(後で分かったのですが、発作中は数値が低く出る事が多いそうですね)
炎症があることを示すCRPとかいう数値も高いので痛風確定と診断されました。
この日は、痛みが無くなってから飲んで下さいとフェブリックという薬をもらいました。
この薬は2011年に国内承認された最新の薬という事で、ネットの書き込みを見ても、これを飲んでれば間違い無いみたいで安心しましたね。
痛みが引いたらこれ飲んで終わりだ。
この時点でも、まだまだ余裕でした。
なんだ、痛風とか大した事無いじゃん。と。。
この日も断酒です。
断酒3日目は人生初めてになります。
なんか軽い頭痛があります。
もしかすると酒の禁断症状かも。
痛風発作4日目
早朝4時に痛みで目が冷めました。
痛い。
痛いのです。
というか、かなりの痛みです。
これまで、バイクで複雑骨折したり、サーフィンのフィンで太ももをバックリやったり怪我は多いので痛みには強い方だと思ってました。
しかし、こんな痛みの経験は少ないです。
気が遠くなる痛みです。
ヤバい。ヤバすぎます。
早朝からボルタレンを倍量服用しました。
30分ほどで痛みは引いてきましたが、歩けません。
行きつけの内科に電話しましたが、ボルタレンの座薬を追加で出す事しか出来ないと言われ途方にくれます。
耐えるしか無い。
この日から忍耐の日々がはじまりました。
痛風発作5日目
ネットを見ると、発作は通常1〜2日がピークでその後収まると書いてあります。
今がピークでこれからマシになるのか全く分かりません。。
とりあえず予定があり出社しなければならないので家を出ますが、歩けないのです。
駅まで歩けません。
仕方無く、この日は自家用車で通勤しました。
会社近くの駐車場は高く、1日3000円も取られました。
痛い。
痛風発作6日目
全く痛みが引きません。
もらっているボルタレンを倍量飲んでも2時間くらいの間、痛みが3割程度減少するだけです。
毎日通勤で車を使って駐車場代を捻出するのはもったいないので、この日は通常どおり電車での通勤にチャレンジします。
会社までは、最短ルートでは2回乗り換えですが、この乗り換えがきついので1回乗り換えの遠回りルートで通勤します。
普段は体力維持でエスカレーターは使わず、階段を駆け上がって通勤していたのですが、いつも通りには行きません。
こんな時、東京は先進国でもバリアフリーが進んでいない。という事が良く分かりますね。
乗り換えの際にはどうしても階段を登らなくては行けないポイントがあるので、遠回りして回避しなければなりません。
毎日、回避ルートで通勤されている方の事を考えるといかに大変か良く分かりますね。
いつもはドアtoドアで約40分ほどで通勤できるのですが、この日は1時間半くらいかかってしまいました。
会社にヒーヒー言いながら到着して足を見ると、青黒く変色して腫れ上がってます。
もうかなりヤバい見た目です。
午前中は何とか仕事をこなしましたが、お昼すぎに限界が来ました。
もう痛みに耐えられません。
朝からボルタレンを4錠以上飲んでますが、効き目も弱くなってきている感じがしました。
以前からネットで検索していた、有名と思われる痛風の専門病院に電話しました。
予約がいっぱいだが、このあとすぐであれば診て頂けるとの事で、タクシーで病院に向かいました。
東京に専門病院があって助かりました。。
痛風に強い両国東口クリニックに行く
痛風のサイトなどで有名な両国東口クリニックは完全予約制なのですが、初診は電話予約が必要です。
初診の問い合わせで電話をすると、なんと看護士さんが電話でヒアリングしてくれます。
こんなに丁寧な病院は初めてなので関心しました。
病院のサイトを見ると、高級な内装で保険適用なのか心配になりましたが、しっかり保険も使えるとの事です。
到着して、先生に診てもらいボルタレンが効かない事などを相談させて頂きました。
さすが専門医という説明も頂いて安心です。
こちらの病院では、痛みが強い場合はステロイド剤を処方して頂けるとの事。
ボルタレンは中止して、ニフランという鎮痛剤にシメチジン(胃薬)とプレドニンというステロイド剤を頂きました。
痛みが強い本日は、鎮痛剤のニフランを3錠と胃薬。
それにステロイド剤のプレドニンを3錠。
明日以降は、ニフランを1錠とプレドニン3錠&胃薬の処方です。
お薬を頂いた薬局で早速服用しました。
効き目がすごかったですね。
タクシーで会社に到着した1時間後には痛みが引いてきました。
最初から、両国東口クリニックに行っておけば良かった。。
やはり専門医に行くべきですね。
初めて痛風になった方は、専門医に行かれる事をオススメします。
痛風発作7日目
両国東口クリニックで頂いたステロイド剤などのおかげで痛みはピークの2割程度まで落ち着いてきました。
しかし、靴を履くと歩くのは辛いです。
乗り換えの少ない遠回り通勤ルートで出勤しました。
この日も指示されたお薬を服用します。
痛みが無くなったら、尿酸クリアランス検査というチェックを受ける事になっています。
この検査で、尿酸の排泄が低下している「尿酸排泄障害型」か尿酸を作りすぎている「尿酸産生過剰型」もしくは、その両方の混合型かを確定させて治療方針を決定するようです。
専門医なので安心ですね。
痛風発作8日目
この日はピークの痛みの1割程度まで落ち着いてきました。
会社はお休みなので、家でゆっくりしました。
いつもの休みは千葉か茨城にサーフィンに行くのですが、しばらく無理ですね。
尿酸クリアランス検査は「革靴がスッと履けるくらいまで痛みが無くなってから」と指示されているので、まだしばらくかかりますね。
ただ、痛みは随分マシになってきました。
ちなみに断酒も続いています。
1週間以上お酒を絶ったのは人生で初めてです。
それになんか痩せてきました。
追記/その後2019年年末
その後、尿酸値は4.5前後になりフェブリクは10mgから20mgに変更になりました。
急激に尿酸値を下げると発作が再発するので最初は10mgスタートで20mgに増量してます。
数回、右足の付け根がうずいたのですが、すぐにコルヒチンを1錠でごまかせている感じです。
食生活もアルコール摂取も以前の状態に戻りましたが、フェブリクを飲んでいれば平気な様子です。
こちらの著者の納光弘先生も書かれていますが「ストレス」が痛風発作の大きな要因に思えますね。
いまのところは。。