不動産業界に20年以上いる自分がオープンハウスで家を買いました。
オープンハウスといえば、長瀬智也さんがCMしているあの会社です。
不動産業者の僕がなぜオープンハウスで家を買ったか?
投資用として、既にいくつかの中古一戸建てを所有しているのですが、
新築一戸建てを自ら購入した経験はありませんでした。
将来的に住んでもいいな〜というエリアがあったので、ずっと見ていたのですが
借地が多く、なかなか所有権の土地の情報が出ない状況で、
オープンハウスの営業マンが持ってきた土地に興味を持ちました。
そこで、強め指値(値引き交渉)を入れたところ、すんなりOK。
購入に至りました。
不動産業者は「レインズ」という業者間専用のデータベースとか、自分のネットワークで不動産情報を拾ってくるのですが、今回の土地はオープンハウスのみ取扱いの土地情報でした。
オープンハウスの家の売り方は2種類
大きく分けると
建築の終わった物件を売る「建売り」
更地から買って系列会社で建築するプラン
に分かれます。
建売りを買うにしても、更地から買うにしてもオープンハウスは狭小住宅を得意としているのでいろいろ勉強になりました。
今回は、更地を購入してオープンハウスグループのオープンハウスディベロップメントに建築をお願いしました。
簡単にまとめるとオープンハウスはグループ企業で
・顧客に土地や建売りを売る不動産仲介の「株式会社オープンハウス」
・狭小一戸建ての建築を行う「オープンハウスディベロップメント」
などに分かれています。
あまり知られていないですが、オープンハウスの建築を担当する、オープンハウディベロップメントの建築費は国内の建築施工会社では最安です。
同じ価格で他社は建築を請けられません。
ちなみに、今回は建築面積約90㎡の屋上付きで約1300万円です。
地盤改良費も込みの価格です。
オープンハウスの土地で値引きが通れば買い
これもあまり知られていませんが、オープンハウスの更地は「建築条件なし」で販売しています。
土地は更地で売るので、建物はお好きなハウスメーカーで建てられます。
というプランの事です。
一方、ほとんどの不動産会社は更地を売る場合は「建築条件つき」と言って、土地は更地で売るのでお好きな間取りで建てられます。
でも、自社か指定するハウスメーカーで建ててね。
という場合がほとんどなのです。
ではなぜオープンハウスの土地は「建築条件なし」なのかというと。
オープンハウスは大きな土地を分筆(区分け)して売る場合がほとんどなので、小さな土地に狭小住宅の施工を他のハウスメーカーに依頼しても、前に書いたとおりオープンハウスディベロップメントに価格面で勝負は出来ない訳です。
で、結局オープンハウスで土地を買ってオープンハウスで建てる方が多数になるという流れです。
そして、おそらくここまでオープンハウスディベロップメントの建築費が安い理由ですが
土地が割高に設定されているからだと思います。
なので、オープンハウスが売っている土地で強めの値引きが通れば買いなのです。
土地の契約は当日
希望の土地が出てきて、強めな指値が通ったのですが
なんと、契約を当日に行うとの事。
即日で手付金100万円を用意してほしいとの事でした。
ここは、営業マンは強めに出ているなぁ〜と感じました。
一般のお客様にも同じ対応をしている様なので購入を検討されている方は事前に営業マンに確認しておいた方が良いかもですね。
当然、ローン特約といってローンが通らない場合は白紙撤回となる約定付きで契約しますが、ローンが通れば購入決定となるので慎重に検討されてみて下さい。
長くなったので別に書きます。